現場作業中に、「かねを見て」と言われたことがある。
そのときは、「かね」が何のことなのかよく分かっていなかった。
でも、なんとなくこういうことかなと思って、言われた場所を触ったり確認したりしていたら、どうやら合っていたらしい。
その後、別の日に差し金の話になった。
「差し金の角度が出てない」とか、「かねが出てない」という話を聞いた。
そこで初めて、「かねを見る」という言葉の意味が分かった。
「かね」というのは、直角のことだった。
つまり、「かねを見る」というのは、差し金などを使って、直角になっているかを確認すること。
現場では当たり前のように使われている言葉でも、初めて聞くと何のことか分からない。
そのときは意味が分からなくても、作業をしているうちに「こういうことかな?」と覚えて、あとから別の場面で言葉の意味がつながることもある。
今回の「かねを見る」も、そんな感じだった。

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