ふと、そんなことを思った。
整理整頓ができる人は、物を片付けるのが上手い。
ただ物をきれいに並べているだけではない。
「これはここに置いておけば、次に使うときに取り出しやすい」
「これはあまり使わないから、奥にしまっておこう」
「これはよく使うから、すぐ手が届くところに置いておこう」
そんなことを考えながら、物の場所を決めている。
これって、頭の中の情報を整理することにも似ているのではないだろうか。
記憶も引き出しのようなもの
自分の中では、記憶は引き出しのようなものだと思っている。
すぐに思い出せることは、引き出しを開けたときに手前にある。
反対に、思い出せないことは、引き出しの奥に入っていたり、どの引き出しに入れたのか分からなくなっていたりする。
例えば、勉強したことがある問題を見て、
「これ、なんだっけ?」
となることがある。
しばらく考えて答えを確認すると、
「ああ、そうだった!」
と思い出す。
この場合、完全に記憶から消えていたわけではない。
引き出しの中には入っていたけれど、すぐに取り出せなかっただけなのかもしれない。
整理されていると取り出しやすい
知識も、ただ覚えるだけではなく、整理することが大切なのだと思う。
例えば「フランジ」という言葉を覚えたとしても、それだけでは使える知識になりにくい。
フランジと聞いたときに、
「ボルト」
「ガスケット」
「配管」
「機器」
「漏れ」
など、関連するものが一緒に出てくるようになれば、知識がつながってくる。
頭の中の引き出しが整理されていくイメージだ。
そして、必要なときに必要な知識を取り出せるようになる。
物の整理整頓と同じなのかもしれない
物を整理するときも、
「どこに置いたら取り出しやすいか」
を考える。
知識を整理するときも、
「これは何と関係しているのか」
「どんな場面で使うのか」
を考える。
やっていることは違っていても、考え方は似ている。
どちらも、
「必要なものを、必要なときに取り出せる状態にする」
ということなのではないだろうか。
だから、整理整頓が得意な人は、頭の中の情報を整理することも得意なのではないか。
もちろん、部屋をきれいにできるからといって、必ず記憶力が良いとは限らない。
それでも、物を分類したり、置く場所を決めたり、使ったものを元に戻したりする習慣は、頭の中の情報を整理するときにも役立つような気がする。
物を元の場所に戻す。
知識も元の「引き出し」に戻す。
そんな感覚で考えてみると、日々の整理整頓も少し違って見えてくる。
整理整頓とは、ただ見た目をきれいにすることではない。
物でも知識でも、必要なときにすぐ取り出せるようにすること。
そう考えると、整理整頓は生活だけではなく、頭の中にも関係しているのかもしれない。

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